アルバイトの達人
エムエス 鶴田智慧さん

"1テーブル1笑いの達人" 中浦 康平さん

 

【所在地】       京都府
【出身地】       沖縄県
【勤務日数】      3ヶ月弱
【アルバイト経歴】   パイナップル工場でのパインむき、
            電柱調査
【お店】
1680〜5000円のコース、更に小皿料理は300円からと幅広いジャンルに対応したお客様に「ほっこり」を提供するお店です。 仕事内容:フェリーチェ木屋町でホール業務をまっとうしてます!!(三条京阪から徒歩2分)

達人への10の質問

1. 座右の銘

石垣が産んだ異端児

2. テーマソング

壊れかけのradio

3. 尊敬する人・会いたい人

具志堅 用高

4. 夢〜10年後は何をしている

地元沖縄で教師。

5. 自分の好きなところ

意外にピュア。

6. 印象に残っているワクワクした瞬間

学年で一番美人な女の子にバレンタインをあげると言われ、それを言われてから貰うまでの1週間。

7. これだけは誰にも負けない

態度のデカさ。

8. 感銘を受けた作品

美女と野獣(人を愛する事はこういう事なんだと分からせてくれたから。)

9. 今趣味がバイクいじることなんで、バイクいじりです。ネイル

10. 同年代の人に一言

石垣島に来た際には、是非田島タクシーを!!
(※田島タクシーさんはご親戚だそうです)

京都 FELICE 中浦 康平さん

今回訪れたのは、京都木屋町にある夜景がとても素敵なダイニング、
フェリーチェ。

2Fにつながる階段にはワインのオブジェがオシャレに飾られていて、
とても雰囲気がいい店内。そんなフェリーチェで働く今回の達人。
キャッチコピーが「石垣が生んだ異端児」。この時点でかなり気になる。

さらに今までのアルバイト経歴がとってもユニークで
パイナップル工場でのパインむきと、電柱調査と書かれている。

質問が頭の中いっぱいに広がり、はやる気持ちを抑えながら、取材を始めた。




京都 FELICE 中浦 康平さん

石垣が生んだ異端児

出身は沖縄県石垣島ですが、中学、高校は大阪で野球留学していました。
家の事情があり野球は諦めて、教師の道を目指すために現在は大学に通ってます。
自他ともに認める異端児です。

何でだろ、口が達者だからかな(笑)気は利くほうですよ、
お店が9Fと10Fに分かれているので、
食事用のお皿が下の階で大量に出ていたら、
上の階では足りてないんちゃうかなと思って、
ひそかに上に持って上がったりしてます。




京都 FELICE 中浦 康平さん

ユニークなバイト経歴

パイナップル工場でのパインむきは、小学生の時にお小遣い稼ぎのような感じで、
手伝いに行ってました。
パイナップルの皮ってものすごく硬いので、
筒状の物をパインに突き刺して果肉の部分を抜き取るという感じで作業をします。
小学生ながらに、結構面白かったです。
電柱調査というのは、誰に言ってもよく「何それ?」って聞き返されます。
結構珍しいバイトだったのかなと思います。
電柱調査というのは平たくいえば第三者機関です。
今日の帰り道にでも見てほしいのですが、
電柱には一つ一つNEWS(東西南北)の記号と番号が銘打たれていて、
それぞれ意味があります。
N●●●だと北の何番目の電柱といった感じです。
ちゃんと登録願いの出された場所に電柱があるかどうかを調査するバイトでした。

京都 FELICE 中浦 康平さん

コレだけは自慢できるし負けられない

僕の長所は物怖じしないこと。誰とも仲良くなれちゃうし、
気兼ねしないです。
気を遣わない。
野球部に所属していたので、
上下関係は把握しているから敬語などはちゃんと使えます。
でもどれだけ年上であっても年下であっても基本フラットですね。
相手を全然気にせずに接することができることが武器です。
の長所を活かして、僕が唯一誇れるのがコミュニケーション能力です。
それで負けたら僕は何も残らないというくらい。

正直な話、業務内容でいえば、ミスを結構やらかしています。
本当に人並みだと思いますよ。
でもコミュニケーション能力は全然負ける気がしないですね。
必ずいつもリピーターになって貰えたらいいなぁという思いで接客していますし、
そうなるように最大限努力しています。
メニュー一品一品の説明すら僕の強力な武器です。
ユーモアたっぷりにアドリブ利かせまくりですよ(笑)。

京都 FELICE 中浦 康平さん

たかがポテト、されどポテト

物怖じしない事とコミュニケーション能力という
僕の武器を最大限に発揮できる場所は、
とりあえず今のポジション、ホール。
例えばポテトというメニュー1つ取っても、
お客さんと仲良くなる方法は無限大にある。
ポテトをお勧めする時にファーストフード店のポテトの量を引き合いに、
一言アレンジします。
大体お客さんは話に乗ってきてくれます。

たかがポテト、されどポテト。値段じゃなく、
そこまでスタッフが押すなら一回頼んでみようって思ってくれたら
それで嬉しいじゃないですか。
それがきっかけでお客さんと仲良くなったらお店も嬉しい、
お客さんも嬉しい、僕も嬉しい。
究極を言えば、お店を潰したくない、続けていきたい、その思いだけです。

京都 FELICE 中浦 康平さん

職場、フェリーチェ

お店は9Fと10Fに分かれてます。
9Fは基本団体向けで、全席合わすと40席くらいの内装で、
10Fはカップルシートがメインです。
カップルシートは新幹線みたいに同じ方向に並んで着座できるタイプです。
僕はキャラ的に9F向き。バイトの適性をみて店長が振り分けます。
団体席、カウンター席を他のスタッフと連携して廻しています。
お店の売り上げは自分から聞くようにしています。
どのくらい自分が貢献できているのか、認識しておきたくて。
どのくらいお客さんが入ればこの売り上げになるという客単価が出るので、
このくらい忙しければ売り上げはこのくらいという予測ができるようになります。
そう意識が働くようになったのは、店長をはじめ料理長、
呼び込みスタッフが休み返上で働いている姿を目の当たりにして
触発された部分が大きいです。
入社当初から、店長に実力勝負の世界やし、年齢関係なく、
出来る人は引き立てると言われているし、
自分もいつかは呼び込みスタッフになりたいという目標がある。
今は下のアルバイト育成の力をつけるように言われているので、
まずは自分の仕事に集中するようにしてます。

京都 FELICE 中浦 康平さん

アルバイトをはじめたきっかけはシビアに授業料

今大学に通っていますが、授業料などは全て自分で払っています。
授業料代と生活費を稼ぐ為にアルバイトをはじめようと思いました。
未だかつてオープニングスタッフで採用になったことがないので、
どうしてもオープニングスタッフで採用されたかった。

まかないがついていると分かってこれはラッキーだなと。
オープニングってどんなものなのか純粋に興味がありました。
接客業は実際のところ、フェリーチェが初めてでした。
でも不思議な事に全然心配とかしてなくて。
まぁマニュアルとかがあるんだろうと少し甘めに考えていました。



京都 FELICE 中浦 康平さん

いきなりの最大の試練とは?

聞いちゃいますか。もう忘れもしません、
実はこう見えて仕事に就いて僕まだ3ヶ月弱です。
どうしてもオープニングスタッフで、絶対に受かりたかったから、
履歴書にもその熱い思いを伝えな!と思って
「この店の新しいページを築きたい」とか結構熱く書いたんですね。
無事に受かったとして、
仕事初日は1週間後くらいからかなとタカを括っていました。
面接中は年齢関係ないし、実力がものをいうとか聞かされたので、
結構ハードな店舗かもしれないな…とやや弱気になりつつも、
受かりたくてじっと聞き入ってたんです。
そしたら、店長がいきなり面接中に、「じゃあ今日から入れる?」って。
「ええええ!!」ですよ(苦笑)
瞬時に頭が高速回転して
「あ・・・履歴書にも熱く書いたし…、ここで無理ですとか言いづらいな」と。
そしたら僕の心の内を読んでか、店長が、
「因みについさっき面接した子は来られるって。」って。
追い詰められた感じでしたね。
もう「行きます!」と即答するしかないじゃないですか。
面接終了後、その足で某大手アパレルショップに直行し黒のパンツ購入ですよ。
その日は日曜で、後で聞かされましたが、僕と13時に面接終えたスタッフ、
つまり、2人ともアルバイト初日同士、プラス店長と社員で廻していたそうです。
当日17時迄に覚えた事といえばゴミ捨て場所だけ。
で、いきなりぶっつけ本番。席の場所もメニューもあやふやなまま注文を聞いて、
出てきた料理をひたすら出すということを繰り返していました。
あの時を乗り越えたら多少の困難は全然目じゃないです。
でもひとつ納得いかないことがあって、
あの時一番大きいAの部屋を廻していたのは僕です!
ってアピるのに、もう一人の子ばっかり評価されるんですよ、
僕は褒められないし無評価w。
でも全っ然めげないですけど。そんなこんなで最大の試練は初日にあったわけです。
しかし面接したてのスタッフを当日お店に入れた店長もすごい度胸ですよ。
しかもあの時、店長は僕の履歴書を全く読んでなかったらしく、
僕の早合点だったというオチです(笑)

京都 FELICE 中浦 康平さん

オヤジ的ギャグ=ユーモア?!も武器

すごいのは接客のマニュアルがチェーン展開の居酒屋さんみたいにはないところ。
業務的な決まりはありますが、お客さんが喜んでくれたら基本は何でもOK!
と自由に任せてもらっている。
ただ、逆に自分で臨機応変に対応していかなきゃいけないので、
そこは頭を使います。
お客さんとコミュニケーションが取れれば接客はやり易いので、
要所要所でコミュニケーションがとれるように工夫しています。
初歩でいえば、シーザーサラダを頼まれた時に、シーザー頼まれました?
シーザーサラダ・・・危ないので注意してくださいね!というように。
お客さんとしては「え?危ないってなに?(笑)」って興味持ってもらえるでしょ。
ただ最近は、僕独自の方法で結構簡単にコミュニケーションが取れちゃって、
基本的なシーザーサラダで笑いをとらずとも大丈夫やんと、慢心しており、
少し初心の気持ちが欠けてきたというか、
コミュニケーションを取るということに慣れてきているなぁと感じます。
ここらへんで気を引き締めないといけないなぁと考えてます。
当初はマニュアルがあると思っていたから、特に何も考えておらず、
無目的でいいやと思っていたけど、今は売り上げに貢献できる、
自分にも還元される、仕事頑張ろうという思考になっているから、
お客さんが常連さんになったら本当に嬉しい。
だから、初対面のお客さんとまずは出来るだけコミュニケーション!!
を大切にしています。

京都 FELICE 中浦 康平さん

1テーブル1笑い

仕事をする上で心がけていること、それは「1テーブル1笑い」。
これを実施しないことにはお客さんと仲良くなれないでしょ。
鉄板ネタが滑るときは実際あります。
お客さんは千差万別、僕の接客に合う、合わないがあります。
でも100%全力で「1笑い」は心がけています。
滑ったときは一気にハードルが上がりますが、
ハードルを乗り越えて次に笑って貰えた時は、関西人ならわかるでしょうが、
それはもうかなり嬉しいです。
些細なことですが、仲良くなれれば、
食後のデザートを注文するかしないかの瀬戸際での判断基準になる。
それってテーブル単位でいくと、売り上げにも及んできますし侮れない。
迷っているけど、お腹にもう少し入るし頼んじゃおうっか!って。
今今ではなくって、次を見越して、日々接客しています。
もしかしたら、次また別のお客さん連れてきてもらえるかもしれない。
目先の事だけではあかんと。
自分の接客が評価されて、また来たで〜って言ってくれたら嬉しいですもん。

京都 FELICE 中浦 康平さん

アルバイトについて思うこと

自分次第で店って変わるんやって思いました。
今一緒に働く社員さんの姿をみていてひしひしと感じます。
マニュアルがないというのはイコール実力勝負。
売り上げが下がるときは下がるし、上がるときは上がる。
一度自分のお店持ってみるのも楽しいかもなと思ってみたりもして。
お店の戦略を考えたり、例えば、団体席向けには僕みたいなキャラは
うってつけだと思うし、女子会なら若めの男性スタッフ、
逆にサラリーマングループだと女性スタッフというように
お客さんに合わせてスタッフを変更すれば、
やらないよりはやったほうが売り上げに繋がっていくのではと考えます。
そんなちょっとした小さな気づきを実行するのって楽しいじゃないですか、
ビジネスが楽しいって思える環境は、自分次第で作れるんだなと思います。
今は教師を目指しているので、
教育現場はモンスターぺアレンツの問題とか公務員はすぐ辞めるとか
いろいろ耳にします。
でも、それってもしかすると自分がやり方を変えれば変えられること
なんじゃないの?
ってフェリーチェで働いて気づかされましたね。

京都 FELICE 中浦 康平さん

無断欠勤なし!無遅刻無欠勤

フェリーチェで働く前は僕結構適当で、普通に遅刻や欠席しても
何も思いませんでしたが、今は、無断欠勤なし、無遅刻無欠勤です。
徹底しています。

それこそ小学校の教育実習に行った後で、身体がどれだけヘロヘロでも、
正直休みたいって思っていても、必ずオンタイムで店に来ます。
僕はまだ21歳ですが、アルバイトの中では最年長です。
だからちゃんとしとかないと下の子達に示しがつかないでしょ。
それに、店長や料理長の激務ぶりを間近でいつも見ているから
自分なんてまだマシな方と思える。

休み返上は当たり前、深夜ワークで家にまともに帰れてない日も
ある彼らの姿と自分を比べたら、まだ家に帰れるし、
しかもちゃんと寝れているやんって思うんです。

京都 FELICE 中浦 康平さん

連・帯・感

フェリーチェでは電柱調査では味わえなかった連帯感を感じます。
スタッフが自分の家に帰る事を嫌がる環境ですよ。学校の部活みたいですよね。
あるスタッフがふと「私フェリーチェがなかったら暇で死にそうやわ。」て
話しているのを耳にして、
そんな風に思える環境で働ける自分って幸せやなって思いました。
新入りスタッフの為に、お店全体で歓迎会をするこの店と巡り合えて本当によかった。
スタッフは仲良しですが、喧嘩も頻繁にします。
僕は本音でぶつかる性格なので、
何か言いたい事があるんやったら言いやって直接本人に言います。
だって、心に思う事があるのに言わないままでフェイドアウトって性に合わないから。
直接言うと、「そしたらじゃあいうけど・・・」ってちゃんと喧嘩できます。
本音で言い分をぶつけあうからこそ絆ができると思う。
よく思っていること言わないままスタッフが去るとか耳にするじゃないですか、
それって凄く消化不良じゃないですか、僕は嫌です。
本音で語れるスタッフ同士だから、下のアルバイトスタッフから、
ちょっと話きいてほしいと頼まれて相談に乗ったりもします。

京都 FELICE 中浦 康平さん

リピーターによる満員御礼!が夢

目標は僕のリピーターで40席全部を埋めること!
今現在は、平均3〜4組くらいですね。
これからです!そんな僕に、なんと店長が名刺を作ってくれたんですよ。
本当に嬉しいです。
1枚10円やぞって(笑)それを聞いたら、
今よりもっと頑張らないとだめだなって思います。
1ヶ月3回リピートしてくれるお客さんがいます。
ワインのフルボトルを毎回入れてくれるお客さんもいる。
応援してくれるリピーターさんがいるから、他のお店には負けてられない。
フェリーチェはお客さんが来店の際はエレベーターなので、
他フロアでエレベーターが止まると実はひそかに悔しく思っています。
ワインも料理も自慢できるし、なにより接客が自慢できるこのお店は、
他の店舗に負けてないって思うから、
もっと沢山のお客さんにきてほしいって思います。

同じように働くバイト仲間に応援メッセージをどうぞ!!

バイトやからってバイトになるな。

京都 FELICE 中浦 康平さん

記者の目

どちらかといえばイケメン風。
でも話を聴き進むうちに、印象が変わってきました。
無目的の状態から自分で目的意識を持って動く達人。
自由とはいいつつ、臨機応変にそつなくこなすには根性も頭も根気もいるのに、
3ヶ月でみるみる成長していった達人。
初対面のお客さんに物怖じせずにぶつかって、
しかも関西に於いて笑いをとるのはなかなか簡単なことではないと思うのに、
さらっといってのける姿。社員さんを尊敬するまっすぐな姿勢。
社員さんも凄いけど素直に社員さんのほうが凄いといえる潔さ。
でも堅苦しくなく、話す内容の要所要所でユーモアのセンスがキラリと光る。
キレイごとだけじゃなくて、シビアな目線も併せ持ち、
最終的には自分に還元されると思ってやっている。…と言いつつも、
ちゃんとお店のこと考えて、お店が潰れないように働くなんとも
気風のいい達人でした。夜景もさることながら、
達人をはじめ、働くスタッフが素敵なフェリーチェに一度きてみてください。
きっとその話術に抱腹絶倒、はまることまちがいありません。

京都 FELICE 中浦 康平さん

店情情報:http://cosmicdiner.com/tenpo/tenpo_info/felice.html
店舗名:京都 FELICE(フェリーチェ)
住所:〒604-0000
京都府京都市中京区三条通河原町東入ル中島町90-2 フェリチタ三条木屋町9・10F
アクセス:京阪本線三条駅 徒歩3分 /阪急河原町駅より徒歩5分/地下鉄東西線京都市役所前駅 徒歩5分
営業時間:17:00〜24:00(L.O23:30)
定休日:無休
電話:075-241-4875 
  

 

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志な乃亭発表会に行ってきました

 

てっぺんさんの朝礼に参加しました