アルバイトのちょっといい話
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鬼のように怖い先輩の話

投稿者

【ニックネーム】460kn さん 【性別】男性 【年齢】30代

お仕事

【業種・職種】イベント運営  イベントスタッフ 【勤務地】大阪府

 

投稿者

「何回教えたら理解するんじゃ!」
そんな怒声はあたりまえ。どんな場所であろうと、たとえ誰の前であろうと
「間違ってることは間違ってるんや!」
とでも言わんばかりに、地割れでも起こりそうな大声で怒鳴る先輩がいました。
Kさんといいます。
僕が20歳そこそこの頃。イベント運営の仕事でした。
そんな恐ろしいKさんだから、社のみんなからは嫌われていました。
僕はその上司がすごく怖かったんですが、嫌いではありませんでした。
でも若かった僕には、なぜこんなに怖いのに嫌いじゃないか、その理由はわからなかったんです。
ある時、現場で資材が倒れてきて、アルバイトの一人が軽い怪我をしました。
チーフとしてその子の指導をしていた僕は、飛んできたKさんに怒鳴りつけられました。
「チーフのお前がしっかり見とかんとあかんのちゃうんか!?」
僕は返す言葉もなく、小さくなっていました。
と、クライアントのえらいおじさんがKさんの肩を叩き、
「まあウチも悪かったんだけど、そっちのチーフにも問題があったってことで、痛みわけで。
病院行くなら治療費は出るけど」と言いました。
僕に向けられていたKさんの目つきが、さらに鋭くなりました。
「痛みわけ? 痛いのはな、うちのスタッフじゃ! 治療費は出る? 
俺が欲しいんはな、あんたらの誠意じゃ!!」
僕を怒鳴りつけた声と遜色のない大声で、Kさんはクライアントに噛み付きました。
クライアントはKさんの剣幕にびびるばかり…。
今なら僕は少し理解できます。
Kさんはたぶん、ただただ自分に、人に、仕事に厳しかっただけなんです。
いい仕事をする。そのためには誰に嫌われようが、誰に好かれようが、
そんなことは興味の埒外だったんです。
こんな人、嫌いになるのはおかしいですよね?ビビるのはわかるけど。
最近、会社の近くでたまたまKさんに会いました。
Kさんはすっかり太っていて、目つきも優しくなっていました。
「今は全然違う仕事してんねんー」と柔らかい声でKさんは言いました。
「僕ね、昔Kさんのことめちゃ怖かったんですよ」というとKさんは、
「へえ〜」と不思議そうに言いました。
Kさんは自分の恐ろしさをちっとも自覚していなかったんです。
また少しKさんのことが好きになりました。

 

投稿日時 2010年07月12日 11時38分

 
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